続きまして、ボトム形状、コンケーブについてです。

ボトムの形状にはさまざまな形(溝)があります。大まかに言うと、フラット、Vee、シングル、ダブル、シングル+ダブル、チャンネル、等等です。だいたいショートボードで主流なのが、シングル+ダブル、ロングはフラット+Vee、辺りです。コンケーブを入れることで水の流れをボトムにしっかり流し込み、揚力で浮力、スピードを増します。でもコンケーブの深さでも異なります。深すぎると水流がうまくはけるといいけど、そうでないとボトムで渦になりスピードが出ず、暴れてしまいます。これもロッカーとの絶妙なバランスがないとコンケーブの意味がなくなります。私は、コンケーブでは、プレーニングエリア(水流の接地面)をいかに長くとるかを考慮しながら入れています。プレーニングエリアが長ければ長いほど、テイクオフが早く、スピードがでます。ロッカー+コンケーブ、2つで1つです! バンプな波ばかりだとあまりコンケーブはむきません。とにかく水流がボトムにスムーズに流れているボードが良い板だと思います。ボトムを上にしてボードを斜めにしてノーズから水を流してみるとコンケーブの入り具合と水の流れが良く分かりますよ! 試してみて!!!

111021-166.JPG これはDeep single+doubule con!!!  影をみれば分かりますよ。溝がテールにかけて2つに分かれます。ノーズからシングルコンケーブで水を集めて、テールにかけて2つに水流を分けることにより、回転性を生みます。シングルコンケーブのままだとダイレクトに水が流れるので、直進性が増します。コンケーブを付けてしっかり水をkeepするのにレールの形も重要になってきます。

次はレールの形状についてかな!?  続く、、、、、、