ボード製造工程1-2 「フォームの素材」
all post| No Comments »まず初めの初めにボードを造る時に決めないといけないのが、フォームの素材です。現在ではいろんな素材があります。ポリウレタン、EPS、スタイロフォーム、最新では、中空構造のAVISOやモールド工法(型はめ)などの特殊製法があります。
RMDでは、ポリウレタン(ブランクス)とEPSを扱っています。ポリウレタンは従来の素材でEPSは、発泡スチロールです。ポリウレタンはポリエステル樹脂でラミネートします。EPSはエポキシ樹脂でラミネートします。人それぞれ好みに合わせてフォームを選びます。 私はいろんな素材を乗ってきましたが、従来のポリウレタンがやはりしっくりきます! 下記に自分なりの解説をしています。参考までに。
ポリウレタンフォーム(ブランクス) 皆さんが従来使用しているボードです。シェイプ、ラミネート共、し易く、あらゆる場面に耐用してます。EPSに比べて、一番感じる事は、重さです。EPSの方が断然軽いです。私的にはボードにある程度重さのある方がどんどん加速してスピードが出ると思います。特にオフショアの強い時など、重さがないと波の上から降りていかないです。後、ボードのしなりです。一番重要だと思います。調子の良いボードは全てしなりがあります。鳥の羽も、魚の尾びれにしても全てしなりです。ポリウレタンにはしなりの要素が多く含まれてます。いろんなバリエーションがあると思います。乗っていて一番しっくり落ち着きます!!!
EPSフォーム、発泡スチロール製の素材でポリウレタンと断然違うのが、驚異的な軽さです! 初めて乗った感じは、TAKEOFFの速さもあり、軽さで動きもいいです。よく皆が言うのは頑丈だという事ですが、これはクロスをどれだけ巻くかで変わります。頑丈さを出すにはクロスを多く巻かないといけませんが、そうしてしまうとしなりが失われます。クロスの巻きが弱いともちろん、もろいボードになります。RMDではその辺を考えても、さほど頑丈さはポリウレタンと変わらなく作っています。EPSボードはデリケートで、熱(暑さ)に弱いです。高温の場所に置いてると、ボードを巻いてるクロスが風船の様にふくらむことがあります。管理が大変なのも特徴の一つです。でも、乗った感じは今までに味わった事のない感触を得られると思います。
現在ではいろんなフォームが出てますが、それぞれ特徴があります。自分にあったフォームを見つけるのも大切だと思います。私は、ポリウレタン一押しですが、EPSに乗ってみたい人もチャレンジしてみる価値は十分にあります。迷ってる人はなんでも聞いてくださいね!!!